転職面接で役立つ自己PRの書き方や考え方を、転職エージェントが教えます
こんにちは泉です(自己紹介や当サイトの概要はこちらをクリックしてください)。
今回は、自己PRの方法について話していきたいと思います。
皆さんも、様々な場面で自己PRする機会があるのではないでしょうか?
転職活動に限って言えば、履歴書や職務経歴書で自己PRを書きますし、また、面接では面接官に自己PRを話します
さらには、転職エージェントにも、事前に自己PRを伝えていることでしょう。
これら全ての自己PRに共通する考え方を、これから説明していきます。
自己PRの基本要素となる3つのポイント
全ての自己PRに共通する考え方、その要点は次の3つのポイントにあります。
ポイント①「相手が求める要素を把握する」
ポイント②「自分のスキルの棚卸」
ポイント③「プレゼン(言う順番、表現、熱量)」
これら3つのポイントは、その順番も非常に重要です。
なぜなら、自己PRをするとき、多くの人が、ポイント①からではなく、ポイント②から先にやってしまいがちだからです。
孫子(中国、戦国時代の兵法書)の有名な言葉「敵を知り己を知れば百戦危うからず」にもあるように、まずは敵、すなわち相手のことを知ることから始めましょう。
相手のニーズが何なのか、相手が求めているスキル、人柄などを想定することが、全ての出発点になります。
そして、それらを把握したうえで、ポイント②「自分のスキルの棚卸」をしてみましょう。
まずは、スキル、資格、能力、人脈、自分はどんなことができるのか、過去どんなプロジェクトを経験したか等々を、機械的に洗い出してみて下さい。
その上でポイント③「プレゼン(言う順番、表現、熱量)」に進みます。
プレゼンというのは、相手が求める要素に対して、自分の棚卸したスキルをどうマッチして伝えるかということです。
ここで非常に重要になるのが、「言う順番」、「表現」、「熱量」です。
どういうことなのか、1つ1つ具体的に見ていきましょう。
まずは「言う順番」。
これは転職に限らず営業でも当てはまるのですが、プレゼンの際は、まず結論から話すようにして下さい。
例えば、相手「何かの資格を持っていること」を求めているなら、真っ先にその資格を持っていることを伝えるべきです。
また、相手の求めることが営業成績であれば、「年間2億円の結果を出します!」とか「自分は社内でトップ10%だった!」などを真っ先に言うべきです。
次に「表現」。
これは、要するに「言い方」です。
同じ事象を言うのでも、言い方1つでガラッと印象が変わります。
例えば、先ほど「言う順番」の具体例で、年間2億円の結果を出す、社内で上位10%などの例を出しました。
ただ、日頃から何十億、何百億円の取引をしている総合商社の面接で「年間2億円の結果を出します!」と言ってもピンとこないでしょう。
それよりは、「自分は300人中で上位10%の成績でした!」と言った方が、自分の評価は上がると思います。
最後に「熱量」。
この「熱量」も非常に重要です。
いかに自分が物事に主体的に取り組んできたのかを、情熱をもってアピールすることで、面接官の印象はかなり良くなります。
繰り返しになりますが、「相手が求める要素を把握する」、「自分のスキルの棚卸」、「プレゼン(言う順番、表現、熱量)」、これら3つのポイントが自己PRの基本的な要素となります。
自己PRのトレーニングやこういった自己PRの文言で大丈夫かなあと心配な方は、ご相談にのったりもしていますので、ご連絡いただければと思います。